効率化よりももっと大事なこと
人は何を追い求めて日々アクセク働いているのだろう。
仕事より家庭。女性だけでなく男性だって本当は分かっているはず。
今、放送大学で「現代の家庭教育」という科目を受講している。
第七章、ワーク・ライフ・バランスと家庭教育で指摘されていた、父親の育児休業取得率が2.3%しかないことに驚く。
育児をしていて、つくづく思うのは、母親イコール育児という刷り込み。
妊娠、出産、授乳以外は父親でもできますって。親なんだから当たり前なのにねえ。。。
男性が育休を取ると仕事が滞るのはわかるけど、女性だって同じだ。
どんな仕事も優劣なし。効率化を優先してもっと大事なことを見失っている。
武田邦彦先生が、育児は植物の成長の早回しを肉眼でリアルタイムでじっと見るようなものとおっしゃっていた。ほんと、そうだよなあ。
ある時ふと気がつくと、確実に成長していて、昨日できなかったことが今日できたりする。
一足飛びではないけど、じわじわと能力が開花する。
それを日々見守るのは根気がいることだ。
でもそれが育児。
目まぐるしい経済世界にどっぷり浸かっている男性にこそ、一時期でもいいから育児にとことん時間を費やしてほしい。全てが違い過ぎて最初は戸惑うだろうけど、母親だってスタートは同じだったんだ。
育児を通して人間的な成長はもちろん、今までわからなかった女性の話にも共感がもてるようになるだろう。
そして、一番大事なこと。
母親からだけでなく、父親からも愛情を感じられる機会が増えることは、子どもにとっても非常にプラスになるよう思う。