考え、行動する日々

何事にもとらわれず、広く、自由に。

育児で取り入れたいアドラー心理学

数年前からよく聞くようになった、アドラー心理学

精神科医、アルフレッド・アドラーが創設した心理学は

複雑な世の中を生きる現代人に軽やかに生きるヒントを与えてくれると思う。

 

まず、何と言っても「課題の分離」という考え方。

 

問題が発生したとき、それは誰の課題であるかを明確にすること。

例えば、子供が勉強をしないと悩む母親は多いかもしれないが、

これは子どもの課題。勉強ができなくて困るのは子ども。

 

子供がそれに気づけるように現実を教えることはできるけど、

勉強するかしないかは子どもが決めること。

 

課題の分離は大事。

私も過去は他人に大きなお世話をしてしまっていたし、

そのことでストレスを溜めていた。おろかでしたよ。

 

他人は変えられないし、変えるっておこがましい気がする。

まずは自分のことに専念する。

子どもに勉強して欲しければ親である自分が勉強している姿を見せる。

 

教育改革実践家の藤原和博さんも言っている。

「大人の学んでいる姿こそが子どもにとって最高の教材なんですよ」と。

 

スピリチュアルに関しては半信半疑だけど、自分の感覚は信じている。

命には大きなゆったりした流れがあるのだと思う。

その流れに沿って生きるのが最上で、全てがうまくいく方法なのだろうなと

最近思っている。

 

そういう風に大らかに構えて、他人の課題は踏み込まない。

なんとかやっていくでしょうと信頼する。

そうすれば余計なストレスは減っていいんじゃないかな。

 

あとは、育児で褒めないということ。子供といえど、関係は対等。

褒められることが目的化してしまうことも良くない。

私はつい、褒めてしまう。

子どもが絵を描けば

「上手だね!」

「きれいに描けたね」

など。本音なんだけど、だめなんだろうな。

代わりに

「描けたね」

「できたね」

という事実を言うのが良いみたい。

 

確かに自分を振り返ると親に褒めてほしいのが動機で

自分の心をねじ曲げてしまっていたことはたくさんある。

子どもだからそのことをわかっておらず、もったいない時間の使い方をしてしまった。

 

こんな後悔を我が子にさせないためにも、褒めることを控えないといけないのかもしれない。難しいけど、習慣化できればなと思う。