若者批判はブーメランになって返ってくる
使うものは長持ちするものが良い。
物の買い替えは楽しいけど、時間に余裕がない時は面倒なものだからだ。
ずっと着ているジャケットは12年ものだけど、ファスナーが壊れてしまった。
お店に持っていけばファスナーの付け替えはできるようなので、
そうやって修復しながら長く着ていく。
今はファストファッションがデザイン性良く、安価で今風のものが多いから、若い人はどんどん買い替えて行くようだ。でも、ゴミが増える。
そういうことを考えられないのだとしたら、それはそういう若者を育てた、私たち大人の責任だなと思う。
私が若かった時、60代の方とお話しをしていて、その方の出身地の話になった。
私はその地名を知らず、それってどのあたりですかと尋ねた。
その方は嫌そうに、
「今の子はものを知らないのね」と言って、結局その場所がどこなのか教えてくれなかった。
自分で調べろってことだったのかもしれないけど(その人は元教師)、私はその時、無知な自分を恥じると同時に、不親切な人だなとも思った。そして今でもそう思う。教えてくれたってよかったんじゃないの?
あなたは元教師でものをよく知ってるのかもしれない。でも、ものを知らない若者を作ったのは、あなたたち大人ですよ、と。突き放すのは何か違うのではないかな。
知らないことは恥ずかしいことというのは一理あるかもしれない。でも私はそれを非難せず、聞かれて知っていることがあれば教えたい。