できない自分を受け入れる
今はテレビを見なくなったけど、以前はフジテレビの早朝に放送している番組、「寺子屋」が好きで、毎週録画して観ていた。
好きになったきっかけは、たまたま子供の夜泣きで朝方まで起きていて、何やっても寝ないので、やぶれかぶれになって、テレビをつけたら「寺子屋」で育児に関する講演が放送されてた。
その時の講師は山崎洋実さん。
子供の反抗期の時の再現の演技が面白くって、眠いのに心の中で大笑いした。
話し上手で面白くって釘付けになった。
山崎さんが繰り返し言われたのは、「子育ては期間限定」という言葉。
どんなにつらくても、いつかは終わりがくる。
この夜泣きもいつか終わる。
なんだか、今必要な言葉を必要なタイミングでもらえたなあとじわじわ感動した。
その場で寺子屋の定期録画予約をして、毎回替わる講師の皆さんのお話を聴くようになった。
山崎さんの別の回でもとても印象に残った話があったので、このブログを読んでくださる奇特な方とシェアしたい。
山崎さんは自己肯定感の大切さを説く。
できない自分を受け入れること。そして、得意なことを伸ばすこと。
それが自己肯定感を高めるために必要だという。
山崎さんはお裁縫が苦手で、数ヶ月シャツのボタン付けを放っておいた。
そして、ふと思いついて、洋服のお直しのお店に頼んでみたところ、400円ほどで可能だったので迷わずお願いした。待つ間ルンルンでショッピングをしたそうだ。
人によってはボタン付けくらいで400円は高いと思うだろうけど、自分にとってはその価値がある。自分にできないことは受け入れてプロに頼むことを選ぶ。そして、自分は人前で話すことが得意。講演をしたり、子育て講座を開き、多くの人の前でお話をする。
そうだよな、と深く納得した。
なんでもできた方がいいけど、苦手なことは無理してやらなくてもいい。
それよりも自分が好きなこと、得意なことを行い、自己肯定感を高めること。
肩の力がふっと抜けた。
自分ができないこと、それはそれで受け止める。
私はこれが苦手なんだな、と。それでいいのだ。
苦手なことは人に頼り、得意分野で自分も人を助ける。
完璧な人なんていないから、持ちつ持たれつで生きていくのが自然だと思う。
私もできない自分を受け入れよう。まずそこから。