考え、行動する日々

何事にもとらわれず、広く、自由に。

お金と幸せの関係性

引き続き、本田健さんのYoutubeで見た講演の感想です。

 

Happy moneyへのステップの一つに

「お金のドラマを振り返り、癒す」

というテーマがありました。

 

本田さんは高校生の時に、英語の勉強をしに、オーストリアに留学したくて母親に相談したところ、お父さんの機嫌の良い時に言ってねと言われました。

実際、お父様はお金にシビアで留学の話をしたら機嫌が悪くなり、母に暴力を振るう結果が目に見えて想像できた本田さんは中々切り出せなかったそうです。

いつでも見せられるようカバンに常に入れていた留学のパンフレットは期限が切れて捨てる時、ボロボロになっていたとのこと。

 

取り出しては眺めたり、話してみようと思ったけど不機嫌を恐れて取り下げたり何度もしたんでしょうね。私も経済的理由で高校時の留学は諦めさせられたので痛いほど切ないぐらい共感しました。

 

講演の後の質疑応答でこのテーマで、お金のドラマを振り返って、どのように癒すのか、具体的な方法を教えてくださいと質問者からリクエストがありました。

 

まず、自分は一方的に傷ついたと思っていても、関係者はどうだったかを想像してみる。

今大人になった健さんには当時のみんな状況がよく理解できると言います。本田さん自身、勿論悪くない。そしてお父様もお母様もやはり悪くはない、だれも悪い人はいないと言い切ります。

 

お父様のお父様、本田さんの祖父に当たる方は早くに亡くなり、お金がないときの大変な状況を子供の頃から知っているお父様はお金が目減りすることが相当なストレスだった。息子の夢を叶えるよりお金が出ていくストレスの方が大きかった。

 

お母様はお母様で、アルコールや鬱の問題があり、精神的に健康ではなかった。時代背景的にも戦争の余波があり、かと言って戦争を起こした人が悪いかと言うと、やはりそう言った人たちにも止むに止まれぬ事情があったりする。

 

まず、そういったことを許せなくても理解することが最初のステップになり、理解できれば許すか許せるかを考えてみることができるのではないか。

 

わかりやすいですね〜。

うちの場合は、大人になって理解できたことは、母が留学に反対だった理由です。

母はお金がなかったからと今でも話しますが、私は大人になってそれは違うと気づきました。

本当の理由は娘を一人で海外に行かせるのが心配だったからです。言い方を変えると、私を信頼してなかったということです。このことにおそらく母は気付いてないと思いますが、異常に過保護で育った私はよくわかります。母自身がわたし以上に過保護に育てられたからです。もう、これは誰も責められない、仕方のないことだったのでしょうね。

 

今でも10代で海外に行けたら今と全然違う人生だとは思いますが、私は許すというよりも、そういう縁だったんだなと思うようにしました。10代は日本だったという縁。実際楽しいこともたくさんありましたし。(合わないことも盛りだくさんでしたが)

 

講演での質疑応答で、本田健さんのやりたいことは何ですかという質問がありました。

本田さんの答えは「お金から解放されて、お金で人生を左右されない人たちを増やすこと」でした。お金がなくても好きなことができる人が増えたら最高だと。どれだけお金を持っているかという事は関係なく、自分のハートに従って生きていく人が増えることを望んでおられるとのことです。

 

お金のあるなしで幸せは決まらない、自分の捉え方次第なんだと深く理解できました。

私にとって大きな気付きとなりました。

 

本田健さん、人気があるのも納得です。素敵すぎますね!

多くの学びがあったので、ちょこちょこYoutube見たり本を読んだりしたいなと思います。