千鳥の大悟さんの面白さ
異質の面白さ。随分前のテレビ録画を見て久々に心が揺れた芸人さん。
それは千鳥の大悟さん。
IPPONグランプリが好き。
あの反射能力、お笑いのセンス、ヤラセでなければ、出場している芸人さん達は素晴らしく頭脳明晰、頭の回転が速い。
笑えることはもちろんだけど、それよりその発想力や回転の速さにアートを感じ、感心してしまう。そういう圧倒的なパワー見たさに番組を楽しみにしている。
大悟さんは圧倒的だったな。優勝したわけじゃないけど、
私はファンになってしまった。
芸人の枠をかなり大きく超えた人間的魅力を感じた。
なんか、芸人さんとしては他にいない希有な存在だ。
私は好きな芸人さんは、伊集院光さん。深夜ラジオが大好きで、良く聴いていた。
最近だとゆりあんの英語ネタがすごく好き。お腹抱えて笑った。
藤井隆さんのホットホットとか、あと、我らがエガ様。
私が好きな芸人さん達はどこか陰な部分があって、それを笑いに変換してるようなイメージだけど、大悟さんは全く違う。
なんか、自然。知性とか個性とかそういうものを超えた人間味を感じる。
本当かどうか知らないけど、島育ちの大悟さんは夏休みになると
朝、船で無人島に連れて行ってもらい、夕方迎えに来るまで一人で過ごす
という日々だったという。
お昼ごはんは無人島で自分で魚や貝を調達するというワイルドさ。
自然の中で生きてたんだなと驚いたし、羨ましくも感じた。
私自身わりと都会に暮らしていて、田舎への憧れが強かった。
ただ、人間関係が田舎だとしんどいと母から聞かされてたし、
それは想像以上に大変なことは今なら理解できるので、田舎に住もうとは思わない。
ただ、生まれて育ったなら、それはもうデフォルトな訳で。
都会では身につかない大らかさだったり、型にはまらないユニークさは
田舎ならではかもしれない。
大悟さん自身のお笑いの土台に自然の心地良さ、そういうものが感じられた。
実は、画面を通して大悟さんにも少し陰の部分が見える。
でもそれを圧倒するだけの自然の中で培われたパワーのようなものが打ち消しているような気がする。